これだけは読みたい、王道のおとな絵本 BEST 5
第1位 怪物園
作:juanida / 出版社:福音館書店
怪物園から怪物たちが抜け出し行進を始める。怪物たちはいったいどこへ向かうのか。リアルとファンタジーが交差する不思議な世界を舞台にした物語。鮮やかな色彩で細部まで丁寧に描かれた怪物たちを眺めていると、気づいたときにはあなたも空想にふけっているだろう。
第2位 アライバル
作:ショーン・タン / 出版社:河出書房新社
サイレント映画のような文字のない絵本。セピア色で描かれた一枚絵やコマ送りのイラストで、移民である主人公の心情が表現されている。「ロスト・シング」を訳した翻訳家の岸本佐知子は、「翻訳したくて、翻訳できなくて、地団駄をふみました」とコメントしている。
第3位 うろんな客
作:エドワード・ゴーリー / 訳:柴田元幸 / 出版社:河出書房新社
とある館に突如あらわれた「うろんな客」。
「うろんな」とは、「正体が疑わしく怪しい」という意味で、そいつは奇想天外なことを次々にやってのける。
「うろんな客」とはいったいなんなんだろうか。
第4位 急行「北極号」
作:C・V・オールズバーグ / 訳:村上春樹 / 出版社:河出書房新社
クリスマスの前の晩、サンタを信じる少年のもとに現れたのは、サンタがいる北極点をめざす汽車。
そこで選ばれた子どもは「クリスマスプレゼント第一号」を手にすることができるという。
果たして少年は「クリスマスプレゼント第一号に」選ばれるのだろうか。その時プレゼントには何を望むのだろうか。
サンタを信じているからこそ起きた素敵な物語。
第5位 終わらない夜
文:セーラ・L・トムソン / 絵:ロブ・ゴンサルヴェス / 出版社:ほるぷ出版
カナダのトリックアート画家、ロブ・ゴンサルヴェスが描くだまし絵絵本シリーズ第一弾。
だれもが子どものころに思い描いていた世界。それは夢と現実の境目にある世界。
この絵本ならそれが体験できるだろう。